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HOME内之浦20035月8日

5/8

ちょっと遅めの起床。もうみんな準備している。
強風で外には出られない。夜に雨にあったらしく船外デッキが濡れている。
持参のカップラーメンと自販機野菜ジュース150円。
9:00ぐらいに下船。
窓口のおねーさんが自転車を苦労しながら持ってきてくれる。ちょっと申し訳ない。
ここのターミナル、西之表のターミナルと雰囲気が良く似ている。
ターミナルの駐車場で自転車を組み立てる。組み立ては簡単、変速機も調整なしでOK。しかしキャリアに荷物がうまく固定できずに15分ぐらい焦る。
志布志駅 まずなんとなく志布志駅へ。平屋、無人?しかもホームは一線しかない。
港出てすぐの公園は水もあるし芝生もきれいなのでテント張れるかも。
10:00くらいに志布志出発。
道の駅大崎 220号線(448号線と重なっているらしい)を鹿屋方面へ。
途中にある道の駅大崎ですでに疲れてくる。
足が疲れるより先に尻が痛い。かなり痛い。
交通量が多くて路肩が無いから怖くて車道を走れない上に、歩道が細くてでこぼこだから苦労する。
キャリアから荷物が落っこちないか心配で仕方が無い。
道の駅あたりで大きな犬と一緒に自転車で旅してる感じの人を見かける。
犬と一緒なんていいなあ。一人でテント張るよりずっといい。
道の駅を過ぎて次の信号を左折し448号線へ。
しばらくは広くて新しい道。でもやたら強い向かい風のおかげで前に進めない。
最初はがんばったが結局押して歩く(平地なのに!)。だいぶましになったところでまた漕ぐ。
ところどころある集落と畑とを交互に通る。集落と集落の間に店は何も無い。

東串良町に入り、柏原の街中で地元のおじさんに声をかけられる。
宇宙空間観測所には、スクーターで来る人はいるが自転車で行く人はあまりいないそうだ。
そりゃそうだろうなぁ。佐多岬に行くチャリダーならいるだろうけど。
行くなら大根占通って佐多岬まで行っとけといわれた。行けたら行きたいけど・・・

有明橋を渡って高山町へ。
ここからは緩やかな登り坂が続く。しばらく走ってすぐダウン。
坂は押して、下りは走るを繰り返す。
全体的に登りが多い!石油備蓄基地を左手に見ながらひいこら自転車を押していく。
途中あちこちで工事していて、カーブの多い道を切り通しでつないでいるみたい。
旧道はというと生活道路もあれば木が茂っていて通れなくなっているところもある。
景色が綺麗なのでつまらないことは無いけど、
坂を登り続ける脚力が無いのでずっと自転車押しっぱなし。暑くて仕方が無い。

アンテナの解説板 内之浦町入ってすぐのあたりに休憩所発見。
2基のアンテナ アンテナとかが風でふらふらしている。
トイレ、ベンチ、自販機 トイレとか自動販売機とかがある。
トイレでは水も出るし紙も一応ある。羽虫だらけだが気にしてはいけない。
ごみ箱が無いからか、ごみで散らかっている。ごみくらい持って帰れ・・・
砲台跡、人工衛星おおすみ 砲台跡、駐車場、人工衛星おおすみのモニュメントあり。
ちょっと休んで出発。
小串トンネル ひいこらいいながら進むと、トンネルに遭遇。地図で確認したときは心配だったが、実際には車はほとんど通らないし短いし明るいので問題なかった。
トンネルを通っている間、車は通らなかった。内之浦方面へ下りになっているから楽。帰りは気にしない。してはいけない。
細い歩道のようなものが無いことも無い。脇に分岐している旧道は細くて通る気がしない。
宇宙観測所のアンテナ群 視界が開けてきて内之浦市街が一望できるようになる。(TOPの背景画像参照)
山のてっぺんには宇宙を望むパラボラが!
とうとうここまで来たか・・・と言う感じ。
ここからは下り坂なので一気に突っ走る。
とはいえ怖いのでブレーキをかけつつ降りる。
放置?されているロケット 途中ロケットのどんがらとランチャーを見つける。
ランチャーのほうは結構状態もいいと思う・・・
ランチャ 空が真っ青で綺麗だったので空をバックに撮ってみる。

市街はこじんまりしている。
一番高い建物は町役場か。
ロケットを模した看板のパチンコ屋やロケットの欄干、宇宙飛行士を書いた学校の壁など・・・
南種子より色々あるかも。

Aコープで食料調達。
コスモピアとかも看板があるので場所はすぐわかる。
テント張ろうと考えてた海岸あたりはいい場所が見つからず。
松林にバーベキューした跡はあったが。釣り人は結構いる。
消防署は南種子より小さめ。信号機は2台くらい。
コンビニみたいなものはアイショップ(22:00?くらいまで。もしかしたら22:30かも)
スーパーはAコープしかない。あとは小さい商店、酒屋がいくつか。

ロケット基地案内板 それから宇宙空間観測所へ。案内の看板が2kmおきぐらいで立っている。
内之浦市街を抜けた後は、綺麗に舗装され走りやすいところもあるが、カーブが多く、センターラインが無いところもある。
ほとんどの区間で工事していたのでそのうち広く走りやすくなりそう。とはいえずっと上り坂なんだが。コンクリで固めた切り通しだらけじゃ木陰が無くなって暑くなるなぁ。
テレビ局の車とかに何台も抜かされながら延々と坂道を押して歩く。
途中の上床公園への道は、古い看板に「総合グラウンド」としか書いてなく、道も細くてくねくねと登っていく。
でも途中の分岐点はそれくらい。寝床候補だった上床公園には結局行かなかった。
今思えば、行っていたら交通規制で見学所に行けずに悲惨だったかもしれない。
坂道 美濃峠直前。ここまでがしんどいんだこれが。

やっとこさKSCの入り口がある美濃峠に着く。
ゲートで名簿に名前と住所を書き、4:30に閉まるからとまず資料館を見に行く。
「ひみつ」シリーズとかで読んだところに来たんだぁと思うと感慨深い。
資料館は橋の上からぐるぐるとそこへ降りていく面白い構造。
中心には大きなロケットの模型が。
でも展示物は古いままで、記述が古かったり展示物が無くなってたり・・
それでも面白いものも見れました。
さすが固体ロケットの解説が詳しかったし、エポキシのアブレーションとかボルト爆破の仕組みとか電動式の発射台模型とか。

そして見終わってから所内の坂道をひいはぁ自転車押しながら見学開始。

M台地 残念ながらM台地は準備中で入れず。
KS台地から見たM台地。
KS台地から KS台地から見た34mパラボラアンテナ、コントロール台地など。 手前には風向風速塔、M3-Sロケットの模型。
20mアンテナ 20mアンテナ。そこまで谷越え山を登る気がしなかったのでパス・・・
10mアンテナ 10mアンテナ。そこまで谷(以下略
KSドーム コントロール台地から見たKSドーム。手前の土のうはなんだろう。衝撃防御用?
34mアンテナ 34mパラボラアンテナ。
34mでこんなにでかいのに60mなんてどれだけでかいのか。
アンテナ横の宿直室からはおばちゃんたちが。
一般見学席 観測所を出て、峠を下って一般見学席を探しに行く。
もしかしたら内之浦にもどれないかなーと思いつつ記者席・レーダーセンターを通り過ぎて一般見学席へ。
ロープが張ってあり、入っていいか迷うも他の人が入っているから入ってしまう。
もう先客がいたりする。車で泊まる人、テント張ってる人・・・
見学席からの眺め すでに三脚がいくつも備え付けられていてびっくりした。
見学席のベンチ しかしここは虫が多い!ちいさい羽虫!
さされて腫れがしばらく治らなかった(虫をつぶしてほっといたのが原因だ)
水で洗って薬塗っとけば良かった。薬持ってなかったけど。
簡易トイレ トイレと水道あり。
時々車がきては、止まったり引き返したり入ってきたりしているし、見学席にもいろんな人が来たり帰ったりしている。
グループで来ている人達や
ロケットの設計している人、
九州旅行中の夫婦(ここで車中泊!)
などなど・・・
見学所の空 自転車で来ていたのはそのときは自分ひとり。
見回りに来るかもしれないから隅っこでテント張ったほうがいいと言うことで、先にテント張ってた人の近く、芝生が残ってる隅っこにはる。
地面が砂利なおかげでペグが通らない。
適当に4本さして中へ。
もう暗い。暗くなって虫が少なくなってきた。

ここで重要なことに気付く。

鍋があるのに水が無い。
コンロがあるのにライターが無い。
そもそも火にかけるものが無い!
・・・町で買い忘れた(汗

夕食はスティックパン3本、ミニアンパン4個。
飲料水は500mlペットボトルまろ茶8割ぐらいしかないので大事に飲む。
ザウルスでページ更新したり。
テントの中の位置で携帯の感度がころころ変わるのには困った。
ここらへんはあまり感度が安定していないよう。見学席だと3本たつんだけど。
ちなみにドコモとJフォンはほとんどつながらないようです。
今回は夏の宇宙ヶ丘公園みたいにフライシートの内側に昆虫大侵攻ということは無い。
涼しくて(寝袋が無かったらおそらく凍えている)よいが風でテントが押されてずれるずれる。
夜中なのに車がたびたび入ってきたりして眠れない。
夜にも呼び出しや確認の放送がスピーカーからガンガン流れてくる。
ウトウトしながら4時間ぐらいしか眠れない。
やたら喉が渇いて腹がすくが、カルピスキャンディで我慢する。


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